日本人の平均年収をアメリカと比較してみた(推移・割合・男女比との比較など)

日本人の平均年収をアメリカと比較してみた(推移・割合・男女比との比較など)

国税庁の集計によると、給与所得者数は5,811万人と全国民の半数近くが給料という形でお金を得ています。

その平均はどれぐらいなのか、そして、アメリカと比べてどのような状況にあるのかを調べてみました。

日本人の平均年収は432万円。平均年齢は46歳で男女内訳は男性が有利

日本人の平均年収をアメリカと比較してみた(推移・割合・男女比との比較など)1

平成29年度平均給与平均賞与平均給与平均年齢
(勤続年数)
男性444.2万87.3万531.5万45.9歳(13.5)
女性247.3万39.7万287.0万46.2歳(10.1)
合計364.2万68.0万432.2万46.0歳(12.1)

国税庁が「民間給与実態調査」で公表している数値によると平成29年度における日本人の平均年収はおそよ432万円ということです。

男女で比較すると、男性の方が金額が大きいものの、勤続年数にそこまで差がないため、男性の方が給与が高いという調査結果になっております。

日本の平均年収の推移(正規雇用・非正規雇用/10年分)

平均給与うち正規雇用うち非正規雇用
平成29年度432万493万175万
平成28年度422万487万172万
平成27年度420万485万171万
平成26年度415万478万170万
平成25年度414万473万168万
平成24年度408万468万168万
平成23年度409万
平成22年度412万
平成21年度406万
平成20年度430万

こちらも国税庁が「民間給与実態調査」で公表している数値によると、過去10年で最高水準まで上昇していることがわかります。

日本の平均年収432万の割合と月の手取り目安

平均年収432万を得ている人の割合は労働人口の14%程度です。平均年収以上稼いでいる人は全体の約45%です。

年間の手取りはおよそ336万前後で、ボーナスを考慮しない12ヶ月で割り算すると月の目安は約28万円となります。

アメリカの平均年収は675万円

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アメリカの平均年収(2017年)675万円(61,372ドル)
└男性労働者全体448万円(44,408ドル)
└男性労働者(フルタイムのみ)347万円(31,610ドル)
└女性全体573万円(52,146ドル)
└女性労働者(フルタイムのみ)461万円(41,977ドル)

※1ドル=110円換算

アメリカ合衆国国税局の調査によると2017年の平均年収(中央値)は675万円(61,372ドル)で2016年の平均年収(中央値)である663万円(60,309ドル)から実質ベースでは1.8%の増加となります。

アメリカは平均を取る際に中央値を使うことが一般的なようです。

男女別に関しては、男性労働者が448万円(44,408ドル)、女性労働者が347万円(31,610ドル)でした。これをフルタイムで働く男女に限ると、男性573万円(52,146ドル)と女性461万円(41,977ドル)となります。

アメリカの人種別の平均年収(2015年/中央値/1ドル=110円)

白人661万円(60,109ドル)
黒人406万円(36,898ドル)
ヒスパニック、他497万円(45,148ドル)
アジア849万円(77,166ドル)

アメリカ人の平均年収について人種別に見てきます。前述のアメリカ合衆国の国税局の調査によると統計データは上記の通りで、アジア系が一番高い平均年収となっています。(これは分母が小さいことが起因しています。)

ある程度分母のある、白人系・黒人系・ヒスパニック系の中では白人系が一番高い平均年収となっています。

アメリカの世帯形態別の平均年収(2015年/中央値/1ドル=110円)

親族世帯平均年収794万円(72,165ドル)・8,200万世帯
└既婚世帯931万円(82,626ドル)・6,000万世帯
└既婚世帯(男性のみ)614万円(55,681ドル)・ 600万世帯
└既婚世帯(女性のみ)416万円(37,798ドル)・1,600万世帯
単身世帯平均年収372万円(33,805ドル)・4,300万世帯
└既婚世帯(男性のみ)448万円(40,762ドル)・2,000万世帯
└既婚世帯(女性のみ)319万円(29,022ドル)・2,300万世帯

親族世帯とは「親族で住居を共にしている世帯」となります。また離婚や死別等で現在配偶者がいない世帯の記載もあります。当たり前ですが、居住している人数が多い(親族と同居して男女既婚)が一番年収が高くなっています。

アメリカの年代別の平均年収(2015年/中央値/1ドル=110円)

15歳〜24歳397万円(36,108ドル)
25歳〜34歳631万円(57,366ドル)
35歳〜44歳786万円(71,417ドル)
45歳〜54歳812万円(73,858ドル)
55歳〜64歳691万円(62,802ドル)
65歳以上〜424万円(38,515ドル)

年代別についてはアメリカ特有の事象は感じません。能力主義や若い世代の活躍が目立つイメージですが、年齢が上がると共に年収が上昇していき、一般的にリタイアするぐらいの年代になると平均年収が下がっていくようです。

アメリカの地域別の平均年収(2015年/中央値/1ドル=110円)

北東部684万円(62,184ドル)
中西部628万円(57,082ドル)
南部563万円(51,174ドル)
西部676万円(61,442ドル)

アメリカの地域別の平均年収です。アメリカ合衆国の国税局の調査では各地域を以下のように定義しています。

  • 北東部:コネチカット州、ニュージャージー州、ニューハンプシャー州、ニューヨーク州、バーモント州、ペンシルベニア州、マサチューセッツ州、メイン州、ロードアイランド州、
  • 中西部:アイオワ州、イリノイ州、インディアナ州、ウィスコンシン州、オハイオ州、カンザス州、サウスダコタ州、ネブラスカ州、ノースダコタ州、ミシガン州、ミズーリ州、ミネソタ州
  • 南部:アーカンソー州、アラバマ州、ウェストバージニア州、オクラホマ州、ケンタッキー州、サウスカロライナ州、ジョージア州、テネシー州、テキサス州、デラウェア州、ノースカロライナ州、バージニア州、フロリダ州、ミシシッピ州、メリーランド州、ルイジアナ州、ワシントン特別区、
  • 西部:アイダホ州、アラスカ州、アリゾナ州、オレゴン州、カリフォルニア州、コロラド州、ニューメキシコ州、ネバダ州、ハワイ州、モンタナ州、ユタ州、ワイオミング州、ワシントン州

南部が低くなっています。これはデータ上で平均年収が低い黒人の方の比率が高い州であることが要因かもしれません。北東部はニューヨークが牽引しています。西部は極端に高い州と低い州が混在しており、合算するとちょうど真ん中ぐらいになっています。

アメリカの平均年収推移(10年分)

平均年収
2017年675万円(61,372ドル)
2016年663万円(60,309ドル)
2015年621万円(56,516ドル)
2014年590万円(53,718ドル)
2013年581万円(52,850ドル)
2012年579万円(52,666ドル)
2011年580万円(52,751ドル)
2010年589万円(53,568ドル)
2009年604万円(54,988ドル)
2008年609万円(55,376ドル)

アメリカと日本の平均年収比較

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日本とアメリカの平均年収を比較してみました。日本は10年で100.5%とほぼ横ばいであるのに対して、アメリカは10年で110.8%と伸びています。これは統計の取り方の差分もありますので一概にが言えませんが、総論としてはリーマンショック後の経済政策により伸びていると言って良いのではないでしょうか。

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